「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

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原発不要・核廃絶


2017年11月1日水曜日

雄々しいオスザルの季節  The season of a gallant male Japanese macaque.

今日、仏果山山頂に居る時に、これから行く方からオスザルの”ガッガッガッガッ!”という木揺すりを伴う示威・威嚇の音声が何度か聞こえる。この音声、非常に懐かしく思い、遅い朝食にコンビニで買ってきたオニギリを食べていたが、水で飲み込むようにして食べる。
急傾斜の岩場をゆっくり下りていく。白いリュウノウギクが咲いている。岩場のロープが終わったところで、前を見ると、7,8歳の若いメスだ、生意気にこちらを威嚇する。よしよしという想いだ。威嚇するということは簡単には逃げないからだ。首から下げているチビカメラで撮る撮る撮る。何とどれもピンボケだった。カメラを「スイーツをかわいく撮る」というシーン設定にしていたのだ。
でも、下の一枚がややピンが合っていた。このメス、2回目の発情らしく、尻の性皮が赤く膨らんでいた。
10:45 Young adult female in estrus on the ridge just near Mt.Bukka
 左下の斜面を気にしている。他の個体がいるようだ。
10:47 尾を上げた11、2歳のオトナオスが上がってきた。充実した性皮をしている。尻の穴から睾丸にかけてのこのピンク色、まさに発情で、はち切れんばかりの身体だ!
下に群れがいるようだ。しきりに下を気にしている。このオスは群れに接近している群れ外オスだ。先ほどの若メスはこのオスの木揺すりに居ても立っても居られなくなって群れの仲間たちから離れてきたのだ。
Full adult male.
 11:50 ん?こちらに来る。ここは幅50センチもない尾根道だ。ぼくがじっとコヤツを見ていると彼はゆっくりと「オレはお前より強いからな!」とでも言いたげにぼくのすぐ横を通る。うーん、懐かしい臭いだ!サル臭い!
10:51 通り過ぎたので再びヤツにカメラを向ける。素晴らしい性皮だ、体重12、3キロあるかな? ぼくが下りてきた岩場を登っていく。
His sexual skin is scarlet because of estrus.
あー、発情したオスは素晴らしい。ニホンザルのオスが最も雄々しくなるのは発情季だ。この季節のオスは秋の木の実を鱈腹食べ、身体がはち切れんばかりに大きくなり、毛を膨らませ、歌舞伎役者が舞台をゆっくり歩く時のように威厳をもった格好をつける。
あー、久しぶりにこのようなサルに出会った。野生猿の観察をしたくなった。

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