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原発不要・核廃絶


2016年11月27日日曜日

このネコの眼窩を見て! Look at the orbits of this cat!

友人から宅急便で送られてきたミイラとなったネコの頭骨を11月24日にアップした。
そのネコを2日間水に浸けて頭皮を柔らかくして、頭骨から剥した。
頭皮は前頭部でまだしっかり付着していたが、強く引っ張って剥すことができた。

剥したネコの眼窩を見て、驚いた!
Fig.1やFig.2を見て、あれー?何だ?っと思いませんか!

そうなんです。
綺麗に眼窩輪が形成されていますね。
後眼窩突起突起と頬骨前頭突起がしっかり縫合しています。
少なくてもぼくの手持ちの6個?のネコの頭骨や独協医科大学の「哺乳類頭蓋の画像データー」をみても、Fig.1の丸印で囲った部分は離れている。

それが、このネコではしっかり縫合している(Fig.2)。
    
Fig.1 正面からの頭皮を剥したネコの頭蓋骨
丸印で囲った部分は、後眼窩(前頭骨頬骨)突起と頬骨前頭突起が縫合した部分。Fig.2も同じ。


Fig.2 左側面からのネコの頭蓋骨

歯を見なければ、この頭骨は曲鼻亜目のサルの仲間のキツネザルやガラゴやロリスの仲間かなとさえ見えてしまう。
眼窩輪が形成されているネコなんて!驚いてしまう。
このようなことは、ときどきあることなのだろうか?
ネコとしては、小動物を捕獲するには視覚が問題だ!動き回る動物を捕まえるためには両眼視できることと、眼球がしっかりサルのように骨で囲まれた眼窩に納められなければいけない。
ネコは口吻が短くなり、目が前方にあるので、眼窩輪の形成はその第一歩だ。
哺乳類の中で視覚に頼って成功しているのはサルである。
ネコの眼窩はサルのような眼窩に向けた進化を辿っていそうだ!

これだけしっかりした眼窩輪が形成されていたネコ(名前はスー)は、さぞかしネズミやカナヘビなどをたくさん捕まえてきたことだろう。
友人に聞くと、生後1か月くらいでもらってきた気だての好い猫で、5、6歳のころ行方不明になったが、10年あまりした後、家の床の補修工事の時に、縁の下からミイラ状態で見つかり、上顎の左の犬歯の先が欠けているのでスーと確認できたとのことだ。

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