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原発不要・核廃絶


2015年12月2日水曜日

早くもテンやタヌキは厳冬期の食物に! A marten and a racoon-dog have already begun to eat the food of midwinter!

11月28日(土)の山歩きルート(下端のFig.1参照)では、前半の林道歩きと、後半のヨモギ平を過ぎてからと県道に出てからシカやカモシカ糞を除く野生動物の糞を拾うことができた。
それぞれの糞を拾った位置はFig.1を見て下さい。

7:57、テン糞①
サルナシ種子
この糞を洗うとサルナシの種子だけであった。
8:19、サル糞!かと思って拾ってきた。しかし、違った。このような糞槐粒がもう一つ落ちていた。
キブシ種子多数、ケンポナシ種子、カマドウマ脚、ハグロケバエ幼虫頭部付外皮多数が出てきた。
サルが林床の表層に蠢いているハグロケバエの幼虫を手で摘まんで食べるとは思われない。
キブシやケンポナシの果実はすでに風で落ちたものもあるので、それをタヌキが食べたのだろう。
これはサル糞と思ったのでスケールとなる10円玉を置かなかった。
8:28、テン糞②
ケンポナシ種子、サルナシ種子・果肉・果皮
これは、テンが樹に登ってまだ樹に残っているケンポナシの果実やサルナシの果実を食べたものだ。
8:28、ハクビシン糞
キブシ種子多数、ケンポナシ種子、ハグロケバエ幼虫頭部付き外皮
この糞からもハグロケバエの幼虫の外皮が数匹分出てきた。
糞の太さや長さ及び様子からハクビシンとしたが、ハクビシンもハグロケバエの幼虫を食べるんだ!
どうも、札掛付近のケンポナシやキブシは果実を林床に落としてしまったのかもしれない。
8:31、タヌキ糞
サルナシ種子・果肉・果皮、ケンポナシ種子、イネ科植物葉3cmと6cm2本、カマドウマ脚1本、カエル類の脛骨1本
これは、どう見てもタヌキの溜め糞である。
タヌキが林床に落ちているサルナシやケンポナシの果実を拾い食いし、寒さで枯れ葉の裏などに潜んでいる動きの鈍いカマドウマやカエル(ヤマアカガエルかもしれない)を食べたんだ。
イネ科の植物の細長い葉が2本消化されないででてきたが、これはイヌが時々同じようにイネ科植物を口にするように、胃腸薬として口にしたのだろう。このタヌキは腹の調子が悪かったのかもしれない。
8:36、テン糞③
サルナシ種子・果肉・果皮、昆虫の脚1本
樹になっている干からびたサルナシの実を食べたのだろうか?あるいは林床に落ちた実を食べたのだろうか?。
15:12、テン糞④
サルナシ種子・果肉・果皮、キブシ種子、オオウラジロノキ種子6個、昆虫脚2本
オオウラジノキの種子が6個も出てきた。
オオウラジロノキがところどころに見られるので、もっともっと動物たちに実が食べられても良いと思うが、
そんなに多くその種子が出てくる訳ではないのはどうしてなのか、不思議だ。
15:54、テン糞⑤
サルナシ種子・果肉・果皮

今回の糞内容物でちょっと驚いたのはもう早くもキブシを食べていることだ。
これからは、林床に落ちたキブシを食べる季節になるのかな?
で、過去の資料を調べたら、2011年11月にキブシ食いが始まり、2012年・13年・14年12月にもキブシが食べられ初めている。何だか温かいが山の植物たちは真冬の態勢に入ったということだ。
まー、もっとももう12月に突入している。
Fig.1 札掛・境沢林道・長尾尾根・新大日・表尾根・ヨモギ平・ボスコキャンプ場・県道70号のGPSルートと動物糞の位置
①~⑤:テン糞、M:サル糞(しかし、洗ってタヌキ糞とした)、R:タヌキ糞、C:ハクビシン糞

今回の山歩きで帰宅したら、突然、TBSニュースの取材を受けた。
暴れまわる小田原のサルの取材の帰りに立ち寄ったようだ。余りにも疲れているので、缶ビールを一本飲んでから対応した。今日夕方のニュースで流すようだ。

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