「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2012年6月23日土曜日

テン糞とタヌキ糞の内容物は違う。 The differences between the scats of a marten and a raccoondog.

6月21日、土山峠から湖岸の林道を歩いて
6時23分、テン糞を見つけ、写真を撮り採集。
水洗いした。
黄色の線で囲ったAはムカデの尾部や脚や口の部分、Bはネズミ科の下顎の切歯がある。
この下顎の切歯の大きさからハタネズミ亜科のネズミと考えた。しかし、断定はできない。
Cはアオムシだった。乾かしたら緑色が分らなくなった。
黄色の円で一つ一つ囲んだのが、モミジイチゴの種子である。
で、赤の円で囲ったのが、なんとこれもモミジイチゴの種子であった。
周りに果皮というか果肉が付着している。
 7時1分に湖岸道路から尾根に上がってあるタヌキのトイレ。
もう実生の苗床になっている。
苗を掻き分けてみつけた、新しいタヌキの糞をゲット。 
このタヌキ糞を水洗いした。
ムカデの脚5本、ウロコ状の外骨格多数、昆虫の外骨格、脚及び触覚。
90パーセント近くが土砂であった。
まるで、アナグマの糞のようである。もしこの糞がタヌキのトイレに無かったならアナグマ糞と考えたであろう。

テン糞とタヌキ糞の内容物を比べると、タヌキはキブシ食いはなくなったが、まだまだ
土壌動物を食べて冬の食事だ。
一方、テンは春の味覚(モミジイチゴ)を楽しみ、アオムシを食べ、タヌキと同じようにムカデを食べてはいるものの、ハタネズミ?まで口にしているのだ。
テンは、地上も動き回れるし木にも登れる。タヌキは地上だけの生活だ。
木に登れるか登れないかで食事のメニューの幅がずいぶん異なるのだ。
もう少し、イタチとテンやアナグマとタヌキの食性の違いを明らかにしたいものだ。

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