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原発不要・核廃絶


2012年3月30日金曜日

シカは餓死したのではない! The deer did'nt starve to death.

先日のシカの死骸は動物たちにさらにさらに食べられていた。
左に頭骨が裏返ってある。
頭骨と寛骨は脊椎をとおして繋がっており、両前肢は肩甲骨から離れ、
右後肢も寛骨から離れていた。
写真右の脚は、左の後ろ足である。
脊柱から肋骨部分が無いのがわかる。
近づいてみると、前回あった肋骨部分は、骨が割られて骨髄が食べられている。
(脊柱の中央右上に下顎骨がある。クリック拡大)
上の赤くなっている肋骨部分をさらに寄って撮ると、
骨髄の中は、血管が充満し、脂肪質で満たされている。
餓死した動物には、体内の脂肪分がエネルギーとして消費され、
最後に、骨髄に蓄えられている脂肪分が使われるので、
このシカは餓死したのではないことをあらためて知った。
内臓や肉を食べつくした動物たちは骨を食べ始めたのだ。 
しかし、シカの骨は非常に堅い。
この骨を齧って噛み砕くことができるのは、そうとう顎が頑丈で、噛む力が強い動物だ。
イタチ、テン、タヌキはシカの骨をこのように噛み砕くのは無理だろう。
しかし、3月4日にアップしたタヌキ糞からはシカ毛と骨片がでてきている。
ということは、タヌキでもシカの骨を噛み砕けるのだから、キツネ、アナグマ、そしてハクビシンやアライグマ(彼らは腐肉は食べない?)ならさらに簡単にバリバリ齧るだろう。
骨が現場から移動していないのは、その場で骨を齧っているということだ。
今回は、この骨がどこまで齧られて無くなっていくか見届けてやろう。

ぼくが不思議に思っているのは、頭骨は前額骨部分(鼻先)が齧り取られているが、
腦はそのまま残っている。アフリカでヤギの頭骨をそのまま焼いて脳味噌を食べたことがあるが、カキフライの牡蠣のような味がした。
頭蓋骨に歯を立てづらいので残されているのかもしれない。
下顎骨は上顎と接する関節部分の筋突起や関節突起部分が齧り取られているが、
左右の下顎骨は合体したままだ。
まだ、まだこの骨はしゃぶられる事だろう。
これから、アカネズミたちもやってくるだろう。

2 件のコメント:

take隊員 さんのコメント...

骨まで食べられるとしたら林道のイノシシも齧られる可能性がありそうですね。
頭骨だけでもまともなまま回収したいですが、頸骨から簡単に外せるのかな〜。

リスが何か頭骨を齧っているの写真でみましたが、カルシウムの補給なのでしょうか?

しかし、どこまで食べ尽くすのか?

fukuda, fumio さんのコメント...

そうですね。林道のイノシシは、沢の水に浸かっているから大丈夫そうですが、、、。

ただし、切歯は上下とも抜け落ちやすいので、早めの回収の方が無難ですね。

頭骨を第一頸椎の環椎から外すには、今やるなら工作用のカッターとハサミ(植木バサミが良い)で、注意深く、筋肉を切り離していくことになります。
でも、一人でやると滅入るので、誰かお仲間と一緒にやると良いですね。
しかし、まだ、腦が腐りきってないので、腦を出すために切歯を取り除いてから、沢の水に浸して上に大きな石を載せて動物たちに引っ張られないようにした方が良いかな?

リスが頭骨を齧っているのですか?サルなら土食でミネラル分を補っていることが調べられております。しかし、骨を齧ってカルシュームを補給できるのかな?
リスの持っている分解酵素と消化と吸収の問題なのでどうなのでしょう?

本当に、どこまで食べるのか?
一方、頭骨や骨がそのまま転がっている場合もありますが、これはどうしてなのか?

なんだか、楽しい課題がいっぱいありますね。