「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年11月30日水曜日

ワサビ沢を渡渉して弁天杉(千年杉)へ

今日は、やまぼうしさんとさかいさんと三人で弁天杉まで行ってきた。
8時半に清川村のコンビニ前で待ち合わせて、塩水橋に車を置く。
塩水林道を歩く。女性二人は、赤、黄に染まった葉や山を見ては綺麗、綺麗としきりに声を上げる。ぼくは、林道上の糞探しのため路面を見ながら歩く。
あれが、やまぼうしさんの憧れの弁天杉だ!
一本だけ圧倒的に抜きん出ている。
ここから右に入って木橋を渡る。
橋を渡ってすぐ右にいくと、かって林道として舗装された道にでる。
少し、登って歩いていくと左側に堂平への登山道入り口の跡がある。
4、5年前まではこの道は使えたが、今はどうなっているのだろう?
道標も落ちてどこかにいってしまったようだ。
ここから1分くらい歩いて、右側のワサビ沢へ下りる。
川の流れが変わっていた。
対岸の斜面には目印の布切れがぶら下がっている。
分かるかな?クリックして拡大すると良い。
ぼくは石伝いに右の斜面に取り付く。
やまぼうしさんは旦那さんの大きな長靴を持参しており、それに履き替えて渡る。
ここから道が続く。シカ柵を過ぎてまもなく円山木ノ頭へ行く道と弁天杉に行く道の二又にくる。
来た道を登らずに右側のそのまま水平方向の道が弁天杉だ。
今までは、こちらの道へ来たことはなかった。
ナント、突然、弁天杉にぶつかる。
さかいさんが、「弁天杉!」と叫ぶ。やまぼうしさんもぼくも、まさか、第一小さい!しばらくは弁天杉だとは思わない。
ぼくなどは1メートル前まできても疑っている。
こんなにすぐ辿り着く筈が無いと疑っているのだ。
しかし、少し離れてやまぼうしさんたちと比べたら、大きいのが分かり。
もう、弁天杉だ!やった!という気持ちになっている。
如何に太いかわかるだろう。 
胸高直径を図る。
約8メートルある。
当然のように、記念撮影だ!
大きさが分かるかな?
見上げると神々しい!
糞もたくさん拾い、エゾエノキの果実を含む、果実を採取する。
充実の1日だった。
お湯割りのウィスキーが身体の隅々まで沁み渡る。うまい!

2011年11月28日月曜日

イノシシの鋭い上下の牙(犬歯)

11月23日にイノシシの頭骨をアップすると、take隊員からイノシシが笹の根を切るのはどの歯なのだろうか?とコメントがあった。ぼくは犬歯だ!と答えたが、その根拠をイノシシの犬歯の写真とともにアップする。
まず、上から見た犬歯を見ていただきたい。
上下の犬歯を互いにいつも擦り合わせているようだ。
見てのとおり、まるで擦り合わせることで互いに磨きをかけているとも云える。

ハサミは互いに擦り合うが、研がなければ切れ味が悪くなる。
イノシシの犬歯はハサミのように擦り合わせることにより、上顎の犬歯が下顎の犬歯を下顎の犬歯が上顎の犬歯を互いに砥石替わりになって互いに研ぎ合っている。 

これで、ササの根などは楽にブチと切ることができるだろう。
下顎は前後左右に動くので、イノシシは簡単に噛み切っているだろう。 

イノシシでは犬歯同士だけが擦り合うが、犬歯を持つサルやキツネでは異なる。
それにしても、イノシシの歯は切歯も臼歯も前臼歯も立派で頑丈なものだが、犬歯だけが無根である。イノシシの犬歯はネズミの切歯と同じように減っても減っても伸び続けるのだ。バビルサが種分化したのも理解できる。

2011年11月25日金曜日

テン糞のこの果皮と種子は?

昨日、ツチスギタケをゲットした後、テンなどの食肉目の動物たちがこの時季何を食べているのかを調べるために堤川林道を歩いた。もちろんフィールドサインとしての糞探しである。
ムラサキシキブが薄紫色の実だけとなって、朝日に映えている。
この実は鳥たちは食べるが、テンやイタチはどうだろう?
さっそく見つけた。テン糞だ。林道に転がっている石の上とその傍らにもある。
石の上のモノはマメガキの果肉付き果皮と一個の種子だ。
石の傍らにも新旧2個があった。さらに古いのが形が崩れてあった。
下の糞の左の塊をA9版の小さなチャック付き整理パックに入れる。
石の上の糞と道上の糞の位置の関係。
複数個体のものだろう。
この辺りは、他の同性個体との行動域の重複している地域だろう。
互いに、糞で「ここはオレの場所だ!」と自己主張しているのだ。 
石の側にあった。左端の塊を水洗いした。
左上はマメガキの種子。中下の塊は下の写真の左の7個の種子が包まっていた
果皮だ。右上に3個のサルナシの種子も見える。さらに、何故かアカシデ?の苞鱗も右中央に見える。
この上の黒い果皮に包まっていたのが、下、左の種子。一個の果実に一個の種子だ。
右はクマノミズキの種子。大きさや色や文様が異なる。 
うん?と思って、高畑山・青宇治橋の登山道でゲットしたテン糞の内容物の種子と比べた。
文様がちょっと似ているが、色が黒すぎるし、一回り以上大きい。
この2種類の種子が不明である。 
今日のやまぼうしさんのブログのヤマコウバシの実、、、、怪しい!
これまでクスノキ科の果実については全く僕自身の噛んだ時の味で、種子など見ようともしていなかった。キブシの実だって食べられているのだ。大反省だ。
青黒い実なら、クロモジの実だってそうだ。
あー、また、丹沢に行かなければならない。





2011年11月24日木曜日

スギタケがあった!

紺碧の空だ。朝日が眩しい!
7時40分過ぎに家を出る。案の定通勤の車で渋滞だ。
だが、それも相模川を渡るまで、厚木を過ぎると車両も少なくなる。

今朝は起きた時から、やまぼうしさんがブログにアップしていたスギタケPholiota adiposaが生えている場所に行ってみようと決めていた。
メールで詳しい場所を教えてもらった。しかし、彼女が見つけてからはや〇日経っている。
それでも、昨夜は雨が降ったし、新しいものが出たかもしれないと気持ちがはやる。
前の車のテールランプが朝日に光ってブレーキを踏んだのかどうかよく判らない。
何も焦ることはないのだが、このようになるのはぼくは子供の頃からだ。釣りの時などは、餌を針に早くつけてポイントに投げ込むまでと同じような気持ちだ。
車間距離を空けないと追突するかもしれないと、気持ちを落ち着けるため飴を口に入れる。
現場に着き、探し回るが無い。橋を渡って杉林の方も見るが目当てのキノコがない。
ブラブラ、戻ると「あったぁー!」
ん?このボリボリは大きくて、砂利道から出ている。
でも、ともかくボリボリだ!
さらに2メートルくらい離れたところに一塊ある。 
もちろん、丁寧に採る。
さらに、また、一塊ある。
誰か採ってみたがそのままにしている。 
しかし、これらの10倍以上のものが、無残に踏みにじられている。
このスギタケ、砂利から出ているので、???と思い持っている図鑑で調べた。
どうもツチスギタケのようだ。

お!ヒトヨタケの仲間だ。もちろんゲットする。 
こちらは、ササクレヒトヨタケだもうインクを垂らしたように傘が溶けている。
それでもゲットする。 
まだ、9時をちょっと回っただけだ。
土山峠に足を伸ばすことにする。
運良く、空き地には車がない。が、停めていたら、軽自動車がやってきた。
堤川林道の動物たちの糞を拾って帰ることにする。
天気が良く、気持ちが良い。

2011年11月23日水曜日

イノシシのオスとメスの頭骨の違い Skull Difference between Male and Female Wild Boar

今夏の千葉実習で、富津市の養豚業を行っている石原さんから頂いたイノシシの頭骨を大きめのプランターに水を入れて浸したままであった。
ようやく、頭骨を取りだし洗って干した。
オスイノシシの頭骨で、巨大な犬歯をしている。
同じ大きさくらいの丹沢で見つけた、メスの犬歯とは比べものにならないほど大きい。
左:オス、右:メス
オスの第一小臼歯は?
上顎を口蓋の方から見たものである。
オスの第三切歯は?
頭骨の長さが同じくらいであるが、オスの犬歯は太さ、長さもメスよりも大きい。
さらに左右の頬骨弓間の幅がオスの方がメスよりも広い。 
上から見ると、オスはメスに比べて
犬歯が出る部分の上顎骨が横に大きく張り出している。
さらに、オスの左右の後眼窩突起間はメスに比べると幅広くなっている。 
このくらい両性の間で、性差(性的二型)が大きいことは、
イノシシではメスを巡って、オス間の争いが激しいことが分かる。

イノシシの歯式は:切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯の順に
上顎:3・1・4・3
----------------------
下顎:3・1・4・3
であるが、この千葉のオスイノシシの下顎では、左右の第一小臼歯が完全に欠落している。
さらも。上顎の第三切歯も完全に欠落して、萌出した痕さえもない。

現存のイノシシ科の属にはSusイノシシ属、Potamochoerusカワイノシシ属、Phacochoeruイボイノシシ属、Hylochoerusモリイノシシ属、Babirussaバビルサ属の5属存在し、イノシシ属だけが哺乳類の完全な基本歯式をもつが、

下顎の小臼歯が3対なのは、モリイノシシ属とバビルサ属である。モリイノシシ属は上顎の小臼歯も3対だ。この千葉のオスイノシシは下顎の歯式では、バビルルサということになる。
さらに、上顎の切歯が2対なのは、バビルサだけだ。

これらの上下の歯式からだけ判断するとこのオスイノシシはバビルサということになる。
このイノシシはイノシシそのものではなくて、猪豚なのかもしれない。

イノシシの歯についてさらに付け加えると、
いずれ上下の第三切歯が消失するのだろう。根が非常に浅い。
さらに、第一、第二小臼歯も消失するのだろう。小さく、あまり用をなしていない。



2011年11月22日火曜日

これは何の種子?

先日の丹沢実習でゲットしたハクビシンとテンの糞と思われる
青黒いというよりも黒紫色の糞
両方の糞とも、果皮の中に大きな黒っぽい種子が入っており、
全く同じ種子であった。
ころころとして転がりやすい丸っこい種子である。
始めはクサギの種子かなと思ったが全く別物である。

下は写真に撮ったクサギの果実を採ってきて、種子を取りだし
乾かしたものだ。
クサギの種子は真ん中の種子が他の5つの種子の裏側にあたり、平たく。模様は不規則だ。
一方、表?側は網目模様がある。

糞の中にあった方の種子が左の黒っぽい3個、右の3個はクサギの種子だ。 

色さえ黒くなければちょっと目にはミヤマザクラの種子に似ている。
この黒く、丸い種子は何の種子だろう。
ハクビシンやテンが登ってたくさん食べることができるものだ。
今、なっている果実である。わからない、お手上げだ!


2011年11月21日月曜日

この糞の内容物の種子?

丹沢実習で、18日に尾根を歩き、帰路青宇治橋までの登山道で見つけゲットしてきた糞。
ハクビシンの糞かな?
青黒い色の糞で、種子が果皮に包まれているのが分かる。

これは、青宇治橋までの登山道で、サルナシの果皮と種子のテン糞と
その手前に上のものと同じ内容物と思われるテン糞。

この時季の青黒い色の果実と云えば、クサギの果実(下の写真)と
ブドウ科のもの、さらに、、、 
アオツヅラフジ(下の写真)がある。他はあるかな?
ハクビシンやテンがそれだけを大量に口にできるのは、どの果実だろう?
糞を水洗いして調べるのが楽しみだ。
アオツヅラフジの種子はあのアンモナイトの化石のような形だ。
クサギは上の果実を採ってきた。
ブドウ科の種子はサンカクヅルの果実は先日、isa隊員より頂いた。

2011年11月20日日曜日

Night Watching

18日、キャンプ場に着いたあと、6コースに分かれての尾根歩き。
各コースで動物たちのフィールドサインを見つけたようだ。
実際に動物に出会えたのは2コースであった。
オスジカに会った人たちとリスに出会った人たちだ。
美味しいブタ丼やトン汁の夕食後、雨も落ちてこないし暖かいので、
ナイト・ウォチングに出かけることにした。
懐中電灯などのライトを当てると、森の中にいる動物たちの目が光り、容易に見つけられるのだ。
なかなか写真を撮ることは難しい。
しかし、この小鹿2頭は30メートルくらい先であったので、かろうじてフラシュの光が届き、
パソコンで明るくして見られるようにした。
この2頭の小鹿はぼくらに10分以上も楽しませてくれた。
さらに、動物の移動する音がするが、見つけられなかったり、目が光っているのが分かるが、
身体が確認できないのでどんな動物か分からなかったりした。
下の暗闇には2頭の目がこちらをみている。
これは誰か分かるかな?
さらに、1頭が斜面の上からこちらを見続けている。
皆、クマだ!イヤ、タヌキだ!ネコだ!ハクビシンだ!アナグマだ!
というのもあった。で、4、5人が登って行ったが、すぐ逃げてしまった。
日中はなかなか出会えない動物たちも、夜は、彼らの時間だ。
活発に動き回っているから出会いやすい。
皆、満足してくれたかな?

2011年11月18日金曜日

丹沢、宮ヶ瀬湖

今日、明日は天候が思わしくないが、丹沢実習だ。
本厚木発、8時40分のバスに乗る。
学生たちは東京からバスだ。
清川に入ってからなんと山登り姿のやまぼうしさんが乗ってきた。
さかいさんたちと土山峠から、辺室山に行くようだ。
雲っていたが、お日様が出てきた。

2011年11月17日木曜日

カトレア咲く

先月に室内にとり込んだカトレアが蕾がもたげてきたなぁーと思っていたら、
早くも咲いた。年末からお正月にかけて咲かせようとおもったが難しい。
デンドロは5度C以下の低温に当てなければ花芽を持たないので
まだまだ屋外だ。しかし、雨には当てられない。
明日/明後日と一泊二日の丹沢実習。
また、雨になるかもしれない。
先週は高畑山付近に咲く、センブリを探したが見当たらなかった。
もう、終わったか?
明後日の唐沢からの帰路の予定は、黒岩を通って、物見峠に出て煤ヶ谷の
予定だが、雨ならば宮ヶ瀬ビジターセンターに久しぶりに行くかな?
あるいは、清川トンネルから土山峠に出るかな?
1、2年合同で、人数が多いので二手に分かれるかな?
これは、当日になってから天気と相談しながら決めよう。

2011年11月16日水曜日

サプリメント:コンドロイチン

ぼくは、30代前半頃から膝が痛くなるようになった。
それは、ジョギングを毎日、朝・昼・夕・夜中とするようになったのが原因だ。1日走行距離100キロを目指して走り続けていた。

最初は、西丹沢の犬越路の避難小屋に泊まって、桧洞丸・蛭ヶ岳・丹沢山の尾根歩きをして宮ヶ瀬まで下っている時だった。以後、山登りした時の下りは大抵、両膝の痛みで苦しんだ。
さまざななサポーターを膝につけたが下りは必ず針に刺されるような痛さに襲われた。
特に一泊以上した時の下りは泣き出したいほどであった。

整形外科に行っても理学療法と太腿の筋肉を鍛えることと、痛み止めの薬を処方されるだけであった。治すことができないことを知った。ジョギングは止めた。

ある時連れ合いが膝関節に良いというコンドロイチンの錠剤を買ってきた。藁にもすがる思いで飲み続けた。が、1年以上飲んでも全く効果が現れなかった。
当時、医学部で教鞭をとっていた友人に話した。「福田、お前バカか!」と云われた。
バカと言われて目が覚めた。

アフリカから戻ってからストックをネットで購入し、ダブルストックで歩くようになった。登りも調子が良くても膝に負担がかからないような歩き方をするようになった。もちろん、下りも2本のストックを使って歩いた。以前なら飛び跳ねるようにして下った歩きは、モロに膝を痛くするので、一歩一歩確実に太腿の筋肉に力をいれて下るようにした。

以後、キンシコウの調査でも2本のストックを持ち歩いた。痛くなりそうになる場合は膝をだましだまし歩くようになった。今では、ダブルストックさえあれば膝痛を防げると考えている。

ぼくらの身体を成長させ、維持させていくには、外界から食物をとり、それを消化して、腸壁などから吸収して血管によって身体の細部に運ばれ、毛細血管から浸みだした血液成分がリンパ液によってさらに身体の細部に運ばれていかなければならない。

食物の中には炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンなどがある。
植物は光合成によって水と二酸化炭素からデンプンと酸素をつくることは小学校で習う。
ぼくらがリンゴ(果実)やお米(穀物)やサツマイモ(根菜)などの炭水化物を食べると、唾液や膵液、腸液に含まれる消化酵素によって分解され糖に変えられて、血管に入り、血液に乗って運ばれていく。
肉や卵などのタンパク質は、胃液や膵液、腸液のタンパク質分解酵素によってアミノ酸に分解され、さらにアミノ酸まで分解されて吸収される。
脂肪はグリセリンと脂肪酸に分解されて吸収されて血液によって運ばれる。
しかし、ミネラルやビタミンは食べたものが口や胃腸で細切れにされ、そのままのミネラルやビタミンの形で腸壁などから吸収されて身体の細部に運ばれる。

膝関節痛を軽減するということで、コンドロイチンを含むサプリメントが宣伝され市販されている。
このサプリの錠剤を飲んだとしても、消化酵素によって分解されて、身体の各所に運ばれる。
つまり、複合栄養剤を飲んでいるのと変わらない。
にも、関わらずコンドロイチンやグルコサミンなどの錠剤を飲むと、いかにも膝痛が軽減されるような宣伝をしている。
コンドロイチン硫酸やグルコサミンは軟骨を皮膚などの結合組織など身体中のありとあらゆる組織にたくさん存在する。

宣伝では、如何にも膝関節部分に飲んだ錠剤の成分が集中するかのような宣伝をしている。
これは、まやかし以外の何物でもない。何故、このようなまやかし商売が認められているのか?
高いお金をかけるなら美味しい焼き鳥でも毎日食べた方が良いだろう。

2011年11月14日月曜日

サプリメント:カルシューム

ぼくの身体はカルシュームをしっかり保持していけないのか?あるいは
カルシュームを必要な時に血液中に取り込めないような体質なのか?
いずれにしても他人よりも多くカルシュームを補給する必要がある身体だ。
20代前半に2度テタニー症になったことがある。
最初は、タイワンザルの調査で知本温泉付近の山を歩き回って、
台東の旅館に戻ったら、風邪の症状となり
全身の筋肉という筋肉が引き攣り、強烈な痛さであった。
カルシューム剤の注射をされて引き攣りが収まった。
この時、カルシューム不足のテタニー症であることを知らされた。

二度目は湯河原のサルの調査中に、やはり風邪を引いたようになり寝込んでいたら、全身の筋肉が引き攣り始めた、痛さをこらえて病院に行きテタニー症だと診断された。

いずれの場合も山中を、強引に歩き回った末に起きたことだ。
以来、調査には煮干しを持ち歩くようになった。
しかし、皆の前で一人で煮干しを食べるのは気が引けるので、カルシューム剤を
持ち歩くようになった。これだと、堂々と食事の時に2、3錠を飲むことができる。
以来、アフリカでも中国でもカルシューム不足になったことはない。
このところ、日帰りの山歩きでも帰路、脹脛が引き攣りそうになることが多くなった。
膝関節ばかりに注意がいき、足の筋肉の引き攣りは年齢に因るものだと思ったが、
すっかりカルシューム不足になりやすい体質であることを忘れていたのだ。
これから、せめて山に行く前日からカルシューム剤を飲んで行くことにしよう。
さらには、ポカリやアクエリヤスを必ず持って歩こう。
丹沢の帰りに余りにも疲れたので駅の売店でポカリを買って飲んだ時、体中にしみとおるようにぼくの身体の細胞一つ一つが生き返ったような感じになったのを強烈に覚えている。

2011年11月13日日曜日

鳥糞からでた種子

先週の雨の高畑山の続き:
鳥糞が橋の欄干にたくさんあった。どれも同じ種子が混じっている。
この大きな種子、ミズキ?イヤちょっと違う。
持ち帰り、水洗いすることにした。
辺りの目につく木の実を探すと、カラスザンショウ、アカメガシワ、ヌルデがたくさん小さな果実をつけた房をぶら下げている。さらに果皮が黒いが果柄が赤っぽいクマノミズキの果実が目についた。
写真中央の黒っぽい種子はカラスザンショウだとわかった。
他、ミズキの種子のような大きなものと小さな褐色の種子が見える。
採集してきた、果実はクマノミズキとヌルデである。
上の糞の塊から出てきたのは、下の二つであった。
カラスザンショウは出てこなかった。

この2種類の種子、上はクマノミズキの種子で、ミズキよりも一回り小さく、
縦方向の筋はあるが、盛り上がらない。
褐色の小さな種子はヌルデであった。

哺乳類の糞の中にまだヌルデの種子を見つけていない。
ぼくは、この房状の果実を見つけると、そのまま口の中に容れる。
酸っぱく、ショッパイのが良い。
今週は一泊二日の丹沢なのでヌルデの種子が入ったテン糞を見つけたいものだ。

2011年11月12日土曜日

登山道の道標が混乱を生む

続:雨の中の丹沢                 

雨天の中、学生たちに尾根を歩いて、登山道に出てもらい、そこから高畑山で合流した。
1尾根は御殿森の頭から全員で降りてきた。
2、3、4、5、6尾根は登り口を指示した。7はぼくが登る予定だった。
学生たちに登る前に、
高い処、高い処を目指す。1時間半も歩けば登山道に出る尾根と指示。
下ることは危険なので禁止した。
5、6、7尾根や青宇治橋からの登山道を登ってくると、
宮ヶ瀬・丹沢山の登山道に合流する三叉路道標がある。
GPSのウエイポイントの赤丸と黒棒がのマークがあるところだ。
道標には宮ヶ瀬、丹沢山、青宇治橋と記されている。
そこは6、7尾根や青宇治橋からくると、登山道が下っているので、”え”、”高畑山を過ぎてしまった”と勘違いする道標でもある。
以前、二人がここで頭が混乱したと述べている。
今回もここで青宇治橋の道を逆に歩いてきた学生がいた。
偶然、青宇治橋の登山道を登ってきたぼくと会ったので、事無きを得た。
ぼくも何度か一瞬”??”と勘違いしそうになったことがある。
道標は、高畑山・宮ヶ瀬と記せば全く混乱する登山者がいなくなるだろう。
下ると宮ヶ瀬だ、登ると丹沢山だ、だから青宇治橋への道を辿ることになる。
高畑山へは登りなのに登山道はいったん下るので混乱するのだ。
もちろん、地図と磁石を使えば、混乱が解消するのだが、一度混乱した頭は磁石が間違っているとさえ思ってしまう。ぼくは、二つ磁石をもって歩いたことが過去に何度もあった。特に、雨天や夜間のことを思うと、道標を高畑山・宮ヶ瀬方面とすべきだ。

2011年11月11日金曜日

雨の中の丹沢:高畑山

雨天決行の案内を水曜日に出していた。
来週は一泊二日で一年生と一緒の丹沢実習。
大勢で歩いても動物には会えないので、今日は、それぞれがリーダーになってもらい、6つか7つの班に分かれて歩く訓練だった。
そのために、コースを覚えてもらうために、6班に分かれた。
山を歩いている時は汗だくである。
雨に濡れるように汗でも濡れた。

下は、2コースから歩いて落ちあい。記念撮影。

高畑山にはすでに皆到着しており、寒さでふるえていた。
お昼が1時を回っていたし、雨と汗に濡れたのが冷えたので、皆ふるえている。
しかし、笑いが絶えない。他愛無い言動で皆笑う。

高畑山展望台の下に潜って、雨を避けてお昼を食べる。 

下りは、御殿森の頭から舗装道路への尾根道を辿ったが、
ショートカットの意味がないと思われる程、倒木やガスっていたために難儀した。
三叉路を15時51分発のバスに乗れてバンザイを叫びたかった。
雨が降っているのに、傘や雨具さえ持ってこない者がいた。
山を甘く見すぎている者がいることは残念なことだ。

これからは、指示に従わない者は待ち合わせ場所で帰ってもらうしかない。
それが、本人ばかりか全体の安全のためでもある。
帰宅して、風呂に入り、ウィスキーを飲み、ビールの飲むが身体が冷えたままだ。

2011年11月9日水曜日

アカンボウに触った!

知人夫婦に突然孫ができた。
娘さんがシングルマザーとなったのだ。
娘さんが倒れて病院に運ばれて、そのまま入院・出産した。
それまでは本人以外は妊娠していることに気が付いていなかった。
喜びというよりも驚きの知らせを受けた。
退院したので、お祝いに出かけた。
アカンボウの居る家は、ただそれだけで昼間のような明るさと賑やかさがある。
アカンボウを身近に見て触ったのは、半世紀以上ものあいだ無かったことだ。
知人夫婦はこれで自分の次の次の子孫が確実にできと喜んでいる。
曾祖母も三重県から、お手伝いとお祝いを兼ねてきている。
不安げな様子でぼくを含む世の中を見る。
ぼくが酒を飲みながらカメラを構えるものだからとうとう泣き出す。 
歯が生えていない歯茎がなんとも奇妙だ。
こんなに小さな足! ニホンザルのアカンボウの足と変わらない?
こんなに小さな手! 
とうとう寝てしまった。 
この子の未来はどのようなものか?

シングルマザーとなった娘さんは、顔つきがお母さん顔になった。
知人夫婦は、このアカンボウを娘さんと一緒にみていきたいと話す。
そう話す、この夫婦が輝いて見える。

ぼくが3年間暮らした、タンガニーカ湖々畔のアフリカの人々は、14、5歳の少女がシングルマザーになると、アカンボウは家族みんなで育て上げる。

おそらく太古の昔から、家族の娘が子供を産んだらお祝いしたのだろう。
アカンボウを産んだ女性をみなで祝福し、
アカンボウをみなで世話をする世の中にしたいものだ。