「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年7月24日土曜日

雷平から鬼ヶ岩の頭を目差して!

車をヘ林道のアピンカーブのところに置く。伝道に着いてGPSのスイッチをオンにする。
今日の目的は、雷平・鬼ヶ岩ノ頭・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸・林道であったが、
朝食抜きで、ザックにはカップソバとカリントウ菓子だけであった。
鳥屋のお店でお弁当を買おうと思っていたが、まだ開いていなかった。
それでもどうにかなるだろうと伝道から雷平を目差す。
雷平で早戸大滝に行く橋のところで10時12分GPSのウエイポイントをとる。
10分くらい雷滝方面の道を歩き、目差す尾根のところで、川を渉る。
岩の上をぴょんぴょん跳んで渉る。
右に沢音を聞きながら尾根にとりつく。
登って間もなく、無葉ランの仲間?と思ったが、花が、、、、、。
シカ柵があったが、中に入るとヒノキの枝がたくさん落ちており、歩きづらいのでシカ柵を左にしてあるく。次第に傾斜がきつく歩きづらくなる。幸いシカ柵が倒れていたので、そこから尾根を目差す。
なんと、ヒノキ林の中に作業道のような道がある。これは結局鬼ヶ岩の頭まで続いていた。
この直登するような道に雨水が流れて土砂も流されている。
そこから早戸川の川原がみえた。
この辺りから顔と言わず、体中にまとわりつくようなブヨがうるさくなる。
上部は草原のようで、春はさまざまな花が咲くのだろうと思う。
もう、この頃はブヨがうるさくしかも刺すの顔はタオルの巻くようにして隠す。
丹沢山・蛭ヶ岳間の登山道に着き、疲れたのでどうしようか思案していると大学生くらいの男2女2の登山パーティが蛭ヶ岳方面からやってくる。蛭ヶ岳もブヨが多いという。
で、雲行きも怪しいので同じコースを戻ることに決める。
登山道から雷平方面への道の入り口。テープなどがぶら下がる。クリックしてみて!
13時20分:登山道を後にして道を下る。この頃はもうブヨを帽子で追い払うことだけが最大の関心事である。
メガネは曇るし、ブヨは刺すし、うるさいし、雨が落ちてきそうなので気持ちばかりが焦る。
もう、腹も減ってバテバテ状態で、水を飲むことがバテを助長させているのでないかとさえ思う。
ヒノキの植林帯に入ってもブヨの襲撃は収まらない。
雷も鳴り響き、雨を落ち始める。はじめは雨粒が天の恵みのように思える。
しかし、全身ずぶ濡れ状態になり、身体が冷え、足の指、脹脛、腿の筋肉ばかりでなく、指や腹の筋肉まで攣り始める。テタニー症の一種の軽い症状のようだ。
ヒノキ林の道は雷平の早戸大滝方面は渉る橋のところまで続いていた。
途中、カモシカがぼくの目の前でじっと立っていた。ぼくも雨の中彼が気がついて逃げるまでずーと立っていた。彼は、雷の音で移動する。
稲光が激しいので、光って、ゴロゴロという音を聞くまで歩きながら1、2、3と念仏のように言いながら下る。ゴロゴロという音の時に、今度はドブネズミよりももっと大きく、太っている齧歯類と思われる動物がぼくの前に出てきては隠れる。光りと音に驚いているのだ。
早戸大滝と雷平を結ぶ橋を渡り、さらに二つの橋を渡って、伝道の森林作業小屋に着く頃には雨も小止みになっている。
小屋に入って、寝転ぶ。今夜はここに泊ろうと思う。
手足や腹筋、顔面の痙攣が酷いので、ガスコンロでお湯を沸かし、カップソバを食べる。あれ程食べたいと思っていた食料なのに、全部食べきることができなかった。お湯を飲む。身体の震えがようやく止まる。車まで戻ればどうにかなるだろうと歩く。6時を過ぎているが明るい。
家に戻ったのが8時頃であった。
携帯が濡れて使用付加になり、家へは連絡がつけられなかった。
連れ合いも娘も遭難したと思ったようだ。
翌日のお昼まで連絡なかったら遭難したことになる。それまでは動くな!と云う。
連れ合いが車のフロントガラスのところに挟まってあった、鈴木庸夫さんからの伝言に気がつく。
今朝、鈴木さんが電話がある。遭難したと思ったようだ。

4 件のコメント:

k-ta隊員 さんのコメント...

isa氏から隊長の車があったよと聞きました。戻ったらまだあったのでメモをはさんできたと。でもまだ車があったってちょっといつもと違うようだなあと思いました。早朝のブログ更新もないし・・・。

本当に、何事もなくてよかったです。

山での危険はいろんな悪条件が重なって大きくなるのですね。

今日はっゆっくり休んでください。
隊長が遭難したら隊員は困りますヨ。

fukuda, fumio さんのコメント...

今、ブヨに刺されたところが、ひどい痒さ。
耳が福耳状態で腫れています。

昨夜は、全身の筋肉の痙攣、引き攣りで苦しみました。

どうも、朝・昼抜きで歩いたことと、ブヨの襲来と雨による身体の冷えが全身の消耗となったようです。

カップソバを最後に食べたのですが、もう胃が受けつけてくれないくらい疲れていた。

云い忘れましたが、松茸山登山口付近で、片腕のオトナオスを含むサルの群れに出遭いました。

帰路、鈴木さんの家に寄ってそこから家に電話すれば良かったと思っております。

take隊員 さんのコメント...

無事でよかったですね〜。
猛暑の中の登山、朝食抜きが集中力や体力を損じさせたみたいですね。

私も、昨日は朝小さなおにぎり2個食べたきりで、後は水物ばかり。
ヘトヘトになりました。

夕方一杯やるとき、梅干しと、次にレモンを注文しました。困ったことにその他は何も食べたくないのです。

fukuda, fumio さんのコメント...

take隊員へ
なるほど、梅干とレモンですか!
友人からも梅干と水さえあればかなり体力の消耗は妨げられるとメールがありました。

水と飽和食泉水を手に吹きかけて舐めていたのですが、やはり朝食・昼食抜きが最大の体力消耗のバテた原因だろうと考えています。

暑いからといつもは大きめのザック(中には雨具を含むいろんだグッツが入れてある。底を探せば飴玉が1、2個でもあるかもしれない)なのに、この日に限って小さなザックで歩いたこともちょっと気軽に、、、という気持ちがいけなかったようです。

しかし、今でもあの時目の前を走った太らしたドブネズミのような動物は何だったのか気になっております。ノウサギの可能性もありそうです。