「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年6月28日日曜日

Primate Info Netから:ヒトに近いのはオラン!

久しぶりにPrimate Info Net
http://pin.primate.wisc.edu/index.html を見たら、
ヒトに最も近いのはチンパンジーではなくオランウータンだというニュースが目に飛び込んできた。
DNAレベルでは、
チンパンジーは98.4%、ゴリラが97.5%、オランウータンが96.5%だが、
形態や行動など類似している点が、オランウータンの方が多いというのだ。
①歯のエナメル質が厚い
②髪の毛が長い
③顔に毛がある
④排卵時期が分からない
⑤対面交尾
⑥陰部の好み
⑦シェルターやベッドを作る能力

詳細は上をクリックして読んでみて!

国立科学博物館:ハーブガーデン

上野の国立科学博物館は日本館と地球館の二つの建物からなる。
地球館の屋上は、ハーブガーデンとなっており、ベンチが並ぶ。
160種類のハーブがあるようだ。
ぼくは葉を摘んでは揉み、あるいはサンドイッチにちょっとはさんで食べたり、匂いを嗅いだり。
匂いに引き寄せられて、クマバチが羽音をぶんぶんさせて花から花へ飛び回っている。
ここの回りにいくつもベンチがあるが、その上に日除けが欲しい。
今回は外国人の日本館で外国人の見学者が目についた。
もう少し、英語・中国語・韓国語の説明もあったが、外国人見学者のためにもっと外国語の説明を充実させたら、観光のコースにもなるのに、、、という想いがした。

2009年6月27日土曜日

科学博物館:カワウソだ!

学生の時は、博物館は死んだ生き物だけを展示しているので、
死物館と名付けて軽蔑しておりました。
しかし、骨に興味を持ち始めて考え方が変わりました。

カワウソがこんなに大きな動物とは思いもしなかった。
今までは、テンやイタチの大きさのイメージを持っていたのですが、
こりゃー、アナグマより大きいと思いました。
カワウソが生存するためにはよほど豊かな河川でないと生息できませんね。
このカワウソはメスのようです。
頭骨の頭頂骨の左に記載されております。
しかも、この骨格標本はレプリカではなく本物なので
嬉しくなって幾つかの角度から写しました。

国立科学博物館は常設展示だけでも丸一日を潰せますよ!

2009年6月26日金曜日

国立科学博物館で実習

上野の国立科学博物館で実習をした。
こちらの指導力不足に愕然として美術館横のレストランで飲んでいる。
まず、誰一人として自分の周りに集まることはない。
学生たち一人一人もバラバラ。
ちょっと二人で見ていると思ってもわずかな時間だけだ。
お昼を新館の屋上で、以前の学生たちなら皆一緒に座ろうとしたものだ。
今、3人の学生だけが仲良く座った。が、他は思い思いの所。

だから集合写真を撮るのは、時間がかかる。撮っても隠れていたりする。

なかなか難しい。世代のギャップ?
彼らが皆バラバラなのだ。

2009年6月25日木曜日

イノシシの頭骨:切歯の噛みあわせ

上顎の切歯と犬歯
左右の第一切歯は中央に曲がって伸びて、接している。
犬歯と同じくらいの長さ、大きさの第一切歯である。
第二切歯は第一切歯の方に伸びて、歯の横が咬面のようになっている。
第一切歯と第二切歯は、切歯という名前が当てはまらない程、物を噛み切る役目を持たない歯である。
第三切歯は小さく、第二切歯とは離れており退化していくのかなぁーと思える。
横から、上下の切歯の噛みあわせを見る。
下顎の切歯が伸びて、上顎の第一切歯とぶつかり、第二切歯と磨りあわさる。
上顎の第三切歯は下顎の歯とはぶつからない。

イノシシの力強い頭骨や歯をみていると、人類が絶滅した後にはびこるのはイノシシかなと思えてしまう。
何でも食べ、たくさん子供産み、しかも頭も良い。

イノシシの下顎骨の不思議

伊勢沢のイノシシの下顎骨である。
左右の下顎がこのように合体しているのは、サルの仲間とコウモリの仲間とゾウとハイラックスとイノシシの仲間である。
イヌ、ネコ、テン、マングース、クマなどやネズミやリス、シカ、カモシカの下顎は左右の骨がしっかり縫合・癒着しない。
ヒトやサル、イノシシ、ゾウなどの左右の下顎骨が癒着・合体しているのはどのような機能的な意味があるのか。
左右の下顎骨がバラバラになる動物たちでも老齢個体のものは癒着・合体する。
ヒトやサルでは下顎骨は生まれながらに一つであり、胎児の時に左右が合体してしまう。
下顎骨が一つになることの利点は????わからない!教えて!

2009年6月23日火曜日

イノシシの頭骨完成

3月25日に伊勢沢上流右岸で見つけたイノシシの頭骨を剥皮・除肉をして、5月下旬まで水を満たしたプランターに浸けておいた。今月になって、水を何度か代えて脂分や臭いを除き、ようやく晒骨できた。
ぼくが持っている、イノシシでは始めての全ての歯や骨が揃った頭骨である。嬉しい!
やはり、死んで間もないものだと動物に荒らされてないので完全なものが得られる。

鼻先から頭の後ろまでの長さは435ミリ。
歯の萌出状態から完全な大人で、性別をメスだと鑑定した。
犬歯の長いのがオスで、短いのがメスだが、性別を判定するに足る完全に性別が分かっている1個体オス(但しブタ)があったので、それを頼りにした。
その根拠は上顎の犬歯が出てくる部分(上顎骨)に顕著な盛り上がりが無いからである。

オスの特徴は、上や底面から見ると上顎の犬歯部分の骨の盛り上がりが大人個体なのに少ない。
正面から
後面から
イノシシはクマよりも目が良さそうだ。
上と下の犬歯が擦れ合うことにより、両者のエナメル質が砥いだようになっている。
同じ偶蹄類のシカやカモシカとは比べ物にならないほどガッシリして重厚な頭骨である。

2009年6月22日月曜日

大きくならないグッピーの子

昨夏、釧路の実家からグーピーをペアーでもらってきて、飼っているが、コドモはたくさん生まれたが、親くらいの大きさにならない。

で、学校で熱帯魚の専門家に聞いた。

水槽の水を1週間に3分の1位取り替えていくと大きくなるという。
できれば半分くらい取り替えた方が良いようだ。

循環装置で水は綺麗にされているが、水の中に溶けこんだ成長を抑制するような化学物質?があるようだ。 親と一緒だと食べられてしまうから、稚魚を親と別にすると、稚魚は大きくならない。親と一緒にすることで大きくなる。

今回の事も動物個体群にとっては共通して作用している要因があるのかもしれない。

2009年6月20日土曜日

戻ってきたトカゲ!

カサブランカの匂いを部屋へ入れようとガラス戸を開けようとした。
庭の石の影に小動物が動くような気配、、、、、。
そのあたりをじっと見ているとトカゲの子供が石の上にあがってきた。
慌てて、カメラを取り三脚につける。
そぉーと戸を開け、三脚を立てる。
ヤツは日向ぼっこをしている。
お日様の日差しに当たって気持ち良さそうだ。
アリンコが尻尾に触っても無関心。
庭で、トカゲ、カナヘビを見かけなくなって2,3年はたったろう。
ある年には、庭の隅に置いてある鉢の中にカナヘビの死骸が7,8個あった時はびっくりしたものだ。
ネコキチを含むネコの姿を昨年末から見ることが少なくなってきている。

欧米では、飼い猫がいかに多くの野生動物を襲っているかを明らかにしている。
小鳥のヒナや巣を襲い、カエル、ヘビ、トカゲなどの両生爬虫類を殺し、ネズミやリスなどを襲い、モグラやハリネズミなど食べ、さらには昆虫なども被害を受けていると報告されている。

今ほど猫や犬がペットとして飼育されている時はなかったろう。
それらの猫や犬が家の回りに棲む野生動物たちの外敵になっているということを考えなくてはいけないい。 家の回りの野生動物たちは、地面はアスファルトやコンクリートで覆われ、隠れる場所がなくなり、さらにせっかく土がある庭に入り込むとペットたちに玩具にされる。
アフリカや東南アジアの自然保護、尾瀬や北アルプスの自然保護も大事だが、先ずは身の回りの自然保護から始めていきたいものだ。

2009年6月19日金曜日

イタチを見たことがありますか?

左足の脹脛の肉離れがまだ治らない。
階段の登り下りはあまり問題ないが、平地を歩けない。
でも、自転車なら大丈夫。
横浜市との境を流れる境川沿いを走るサイクリング道路を
江ノ島まで下ろうとゆっくり走った。

イタチやタヌキがいてもおかしくない雰囲気の場所にでた。
農道を糞を探しながら走ることにする。
農作業をしている老人に聞き込みをした。

「この辺りで、イタチやタヌキを見たことがありますか?」
「?????????」
「アライグマやハクビシンはどうですか?」

すると、
「2、3年前にサルが出てきたので、警察に通報したよ!」
「何頭出てきたんですか?」
「一頭だ!」
このサル情報は、藤沢市に在住の知人からも得ていたので納得です。
イタチやハクビシンは昼間は見たことがないというのです。

どうも、話しがしっくり咬み合わなかったが、イタチなどの哺乳類がいそうなので、足が治ったら糞探しをしながら歩いてみたい。

2009年6月18日木曜日

カヤネズミの巣ではなかった!

5月30日の「雨の丹沢:巣の中??」
でアップした下記の巣の写真は、カヤネズミのものとは違うという指摘を受けました。
何故か、指摘されるまでカヤネズミの巣と思い込んでいたことをお詫びします。
指摘してくれたのは、神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンター学芸員の青木さんです。
以下、青木さんの指摘です。
写真を見たところ、カヤネズミ巣では無いように感じました。
理由: 
1.巣材の葉が割かれていない。 
2.中の空間が大きすぎる。 
3.中の素材が荒すぎる。 
4.入口の縁の作り方が立派・丈夫すぎる。
また、巣内に赤黒く見えているのは卵ではないでしょうか(子どもであればもっとピンク色になるように思えます)。巣の作り方、卵の色などを考えるとウグイスの巣のように思えます。一方向からの写真だけの判断ですが、僭越ながらメールをした次第です。

という訳で、皆様に謝ります。
青木様、
御指摘有難うございます。
これからも宜しくお願いします。

シカの糞分析の権威の麻布大学教授の高槻様からもメールで指摘を受けましたので、コメントに載せました。


盛者必衰の理をあらわす花!

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
舎羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
奢れる者は久しからず、ただ春の夢の如し
猛き者も終には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ
遠く異朝を訪えば、、、、、、亡じにし者どもなり
平家物語や、方丈記の「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、、、」とか、徒然草や枕草紙「春はあけぼの、、」の冒頭の文章の口調や人生観が好きだった。
中学の時声を出して読まされたのが、不思議に今になっても口からでる。

高校の修学旅行で京都の平安神宮?の前庭で「舎羅の木」を教えてもらった。
この木の花が「盛者必衰の理を表す」のかと花を見たいと思っていた。
大学に入って、箱根・湯河原のサルを追うようになってヒメシャラの木を知った。

我家の狭い庭に2メートルに満たないナツツバキを植えたが、20年以上たつと上部を毎年、切り落とす。根回りはぼくの腿くらいの太さだ。
このナツツバキ(シャラノキ)=舎羅双樹ではないようだが。
ナツツバキの花は開いた翌日には花弁が透き通るようになって落ちる。
この花がすぐダメになってしまうことから、盛者必衰の理を表すと考えたのかな?

2009年6月17日水曜日

エゾリスだ!

専門学校で飼育されているエゾリスだ!
学生の云うことを聞いてたので写真を撮る。どんな飼育許可が出ているのだろうか?

日本に生息する動物はすべて保護獣だ!

さまざまな抜け道があるのだろう。
しかし、ぼくの肩に乗ったりするので可愛い。
しかし、やはり大自然の中で逢いたいものだ!

2009年6月16日火曜日

動物たちが棲める住宅を!

庭がなにやら騒がしい。
巣立ったヒナのスズメが親を呼んでいる。
なんだかスズメを見るのも久しぶりだ。
スズメよりもシジュウカラの方がよく見かけるようになった。 今の新築住宅はスズメが巣を作れるような場所がない。 以前なら、屋根と壁の隙間などが空いていて、屋根裏にスズメが巣を作れたし、コウモリも、ネズミも棲めたのに今の住宅はダメだ。

これからは、河川の土手ばかりでなく個人の住宅なども野生動物が一緒に暮らせるような構造にしなければいけない時代がきている。

2009年6月15日月曜日

マーラ!?

学生たちに聞くと、専門学校に5月から飼われているマーラだ。
南米に生息する。

ゲッシ類だ。南米にはチンチラといい一見するとネズミの仲間とは思えないヤツがいる。
チンチラはウサギみたいだし、このマーラは偶蹄類の顔みたいだ。
だから、頭骨が欲しい。

2009年6月14日日曜日

サイクリングロードで!

昨日、晴れていたので、自転車に乗ってでもサイクリング道路へ行こうと思ったのは、
このクワの実が目的であった。
思っていた以上に大きく、長径2センチは有に超える大きさである。
木の下にはたくさん実が落ちている。
手の届きそうなところには無い。
それでも、枝を引き寄せて二粒採り、味わう。
ヤマグワのジューシーなものとちょっと違っている。
ボソボソとは云わないまでも、、、、期待したものとは違っていたのでがっかりだ。
この木はトンネルのすぐ横に生えており、トンネルの上を通る車の排気ガスや土埃のために味やジューシーさに欠けるのか、今、一つ判らず。

トンネルを過ぎたすぐ脇にシデムシが集っている。
小さなヘビ、ジムグリ?の死骸に群がっているのだ。
左足の脹脛の肉離れが早くなおりますように!
山に行けなければ、デスクワークもはかどらない。

2009年6月13日土曜日

この匂い:クチナシの香り!

左足のふくらはぎが肉離れ状態なので、自転車でゆっくりとサイクリングロードへ。
ん!この匂い!
素晴らしい香りが街中に漂う。
クチナシだ!
よその庭のクチナシをアップで撮る。
クチナシを我家の狭い庭にも欲しくなる。
今なら、挿木ができる。
クチナシの季節をすっかり忘れていた。
匂いで自分を主張する。

若者の季節:誇示行動

もう、今日は自転車に乗ってでも外気を吸わなくてはと思い境川沿いのサイクリングロードを目差す。
中学生か高校生のグループ15名くらいが、橋の上から飛び降りそう。
ぼくがカメラを向ける。
と、次々に歓声を上げながら飛び降りる。
回転で! せっかくのパフォーマンス!
女の子が見ていないのが彼らにとって気の毒だ!
最後は二人一緒に!
Vサインを出している子がいるのが判るかな?
このような川遊びをどんどんやって、川の楽しさ、水の怖さを味わってもらいたい。
ぼくは、このような男の子たちが好きだ。

2009年6月12日金曜日

ヤマユリの香りのカサブランカ

カサブランカが咲き出した。
今年は花が10個咲きそうだ。
このユリはヤマユリを原種として品種改良されたものなので、
ヤマユリの匂いを少し薄めて高貴にしたようだ。
昼間も夜もこの匂いを漂わせている

匂いといえば、5月29日にハタチ沢林道で折り取ったバイカウツギはまだ匂う。

2009年6月9日火曜日

暗闇と音の世界!

ピアニストに感動「第13回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクール」
 辻井伸行氏 優勝!

ヒト、現世人が地球上に誕生してからまだ、数万年しか経っていない。
サルがヒト化への道を歩み始めてのは500万年前、
サルの祖先のプレシアダピスが木に登り始めたのは5500万年前、
さらに、哺乳類が出現したのは中世代三畳紀後期の2億5千万年前だ。
哺乳類が生まれてからおよそ1億9千万年の間は恐竜の世界であり、
哺乳類たちは恐竜を恐れて夜中の暗闇の世界で活動していた。
恐竜たちが絶滅して6500万年前に哺乳類の時代の新生代を迎える。
が、この1億9千万年の間に、哺乳類の目は衰え、
色の区別をできない色覚障害となり、
鼻と耳だけを頼りに生きてきた。
そこで、木に登ったサルの祖先は次第に目を回復させてきた。
が、長い歴史的背景のお陰で今でも、視覚障害に苦しむ。

ぼくは、生まれてから両親を見たことがない20歳の青年が
超一流のピアニストとして、優勝をしたことを知り、
暗闇の世界に生きていても、
過去のぼくらの祖先の哺乳類の匂いと音の世界の鋭敏さ
を発揮したことに凄い感動だ!

2009年6月8日月曜日

バイカウツギの香り(匂い)の持続性

先月、29日の春の丹沢観察で、ハタチ沢を歩いた時に、林道沢側の崖っぷちで咲いていたバイカウツギの花枝を折り取った。
皆でその香りを楽しみ、スイカズラの匂いと比較した。
ぼくは、バイカウツギはその花の美しさと香りから「丹沢の女王」と名付けている。
机の上のパソコンの横に置いてあるが、まだ、匂いを漂わせる。
この萎れた花に鼻を近づけて嗅ぐと、「丹沢の女王」が香りで生きている。
決めた、来年はもう少しバイカウツギの花を集めて小瓶に詰めてポリプにしょう。

しかし、もう既にカリカリに枯れた状態なのにどうして匂うのか?
バイカウツギにとってはもういくら匂いをだして、虫たちを誘ったとしても意味がないのだ。
それともこの匂いには別の機能があるのだろうか?匂い、香りの持続性って不思議なことだ。

2009年6月7日日曜日

チャレンジキャンパス

専門学校のチャレンジキャンパスがあった。参加学生は千葉県出身の女子高生一人である。
2時間を少し休み時間をとって話しを続ける。
野生動物保護専攻のクラス。
毎年、学生数が減少し今年の一年生はわずか4人だ。
来年もこの程度なら、この専攻がつぶれる。いきおい、来てくれた高校生には驚くようなお客様扱い。
こちらも首にならないように、高校生のご機嫌を損ねないようにしなければいけない。

この頃思う。衣食足って礼節を知る。というのは衣食足らない人が満ち足りた人への希望であるのか?

2009年6月5日金曜日

挿木の季節

これから8月までは挿木の季節だ。
下のアジサイは、もらった花を、花が萎れた後、葉を二枚だけ残して鹿沼土に挿木したものだ。
山のノイバラも、スイカズラも挿木で鉢植えにしている。
観葉植物に凝っていた時は、欲しいものがあれば、大抵挿木で増やした。
挿木の方法は、小学生の時に祖父より教わったものだ。
菊は春になると折って挿したものである。
そうそう、山のリュウノウギクも我家のベランダに二鉢もある。

バイカウツギを挿木で増やそうと思ったが、その年に伸びた若枝ではダメだった。前年の枝からだと大丈夫だろう。

挿木も、植物を育てるのも、熱帯魚を育てるのも、小鳥を飼うのも、同じだ。相手が何を望んでいるか分かろうとすることである。

2009年6月4日木曜日

ドクダミの花の白さ

この梅雨空のような重苦しい雨曇りの下で、庭のドクダミが白い花を咲かせている。
この白い花、暗いところでもまるで白いドレスをまとったバレリーナーのように華やかだ。
ドクダミ科ドクダミ属ドクダミで、ハンゲショウもドクダミ科である。
の匂いがあって嫌う人もいるが、解毒作用があり昔は年寄りがお茶代わりに飲んでのんでいたようです。

このドクダミの葉を天麩羅にしてもイケマスし、茹でて味噌和えにしても美味しいです。さらには、茹でたものを細かく刻んで炊き込み御飯にしてもほのかな香りがあって美味しいですよ。但し、御飯の色が少し黒ずみます。これらは、こちらに来てから覚えたのです。


2009年6月3日水曜日

忘れ物!

先ほど、学校から帰ってきて、鉢植えのカサブランカの蕾を見たら、ぼくを見て隠れるヤツがいる。
そっと見るとクモ君がごちそうを捕まえて今まさに食べようとしている。
「ゴメンゴメン、でも写真を撮らせてね、すぐ戻るから!」と云って撮ったのがこれだ。
雲山さんに教わったやり方で少しじっとしていてもらった。

今朝、家から出た時には、あ!携帯忘れた!と気がついた。
駅近くになって、あ!財布も忘れた!と慌てて戻る。
少し、小走りで戻り、靴を脱がずに土足のまま我部屋に入り、携帯と財布をとり、小走りで駅へ、、、。
が、左の脹脛が痛い。肉離れ?
2時限目の「動物行動学」の授業を終え、戻ってきた。
慶應日吉校舎は駅から3、4分のところであり、助かった。
しかし、痛い。こんなことで肉離れになるなんて、がっくりだ!登山靴ではなく、運動靴なら、きちんと走っていたはずだ。ほんの小走りのような走りで肉離れ!あー、信じられないが、現実だ。先月25日に63歳になった。あと、7年生きると70歳を越える。もう、いつ死んでも良いとは思わない。まだまだ、動物観察を、花の香りを、山歩きを、お酒を、人生を楽しみたい。が、何だかこのところ少し疲れている。

ユウスゲ(キスゲ)の芳香

ユリ科ワスレグサ属のユウスゲが咲いた。
当初、一株だけだったが、今は六株となった。
夕方に咲いて、スズランの香りにも似たほのかな良い匂いを漂わせ翌日の昼過ぎに萎れる。
1日だけの花だが、つぎつぎに咲いて匂いを振りまく。
花の芳香は、青春の香りだ。一時だけ遠い日を想いだす。
キンシコウの調査地の秦嶺山脈の山麓の農家の周りにも咲いていて、新芽は炒め物に、蕾や花も油炒めで食べた。我家では新芽を酢味噌和えで食べている。
湘南台付近にはこのユウスゲがたくさん自生している。
これからヤマユリも咲いてくれるだろう。
昔は普通にあった野原が線路沿いの斜面にのこる。

2009年6月2日火曜日

花は香りが必要!

ナルコユリ
ヤマボウシ
ヤマツツジ

雨模様の中の丹沢自然観察会であった。

ナルコユリは長者屋敷キャンプ場近くで、他の木の花は高取山山頂付近で。

ぼくの大好きなスイカズラの高貴な香りが湿った空気の中を漂い。

イボタノキも強烈な匂いを漂わせていた。

さらに、丹沢の女王のバイカウツギの豪華な香りを楽しむことができた。

バイカウツギ10センチくらい枝を折り取ってきたが、

三日目なのにまだ豪華な香りを楽しめる。

5月が過ぎると、生まれ故郷釧路のスズランの香りを思い出す。

この時季は原野のスズランの匂いばかりでなく、

摘んで持ち帰ってコップに挿したスズランの花が、

学校の教室や各家庭の部屋に清々しい上品な香りを漂わせていた。

2009年6月1日月曜日

春の丹沢:シカの足跡

ハタチ沢を歩いていると、シカ!
警戒音も出さないでメスジカが2頭、崩壊地をかけ上っていく。
赤い↑:シカがこちらを向いている。
写真をクリックしてみて!
彼らが登って行った足跡。
わりと二つの爪が開いている。
沈まないように開くのだろう。
舗装された林道の上に彼らの泥足の跡が、、、。
傘の先の方へ移動。
こんなにも蹄が開いているんだ。
今まで、このように開いた蹄跡は、カモシカの足跡と考えていたこともあった。
これで、またまた足跡でのシカ、カモシカが難しくなった。

スローロリス

霊長目原猿亜目キツネザル下目ロリス上科スローロリス
専門学校の飼育室でかわれている。
自然状態だと昆虫食だが、ここでは人工食が与えられている。
ワシントン条約に問題となる動物だ。

雨天予報だったが、、、

30日・31日と一泊二日の春の丹沢自然観察会?が行われた。
昨秋までは、サル調査を目的として二人一組で各コースを歩いていたが、
今回は皆一緒にノンビリと林道を歩いたり、高取山までのハイキングを行った。
雨天であったが、時々小雨がパラツク程度で酷い雨にやられることはなかった。
最初の日は、やまぼうしさんが来てくれて花や木の解説をしてくれた。
夕食は、採集した葉や草の山菜天麩羅と豚汁であり、
山菜天麩羅が好評!
オオバアサガラ(エゴノキ科)の花が咲いていた。
ハタチ沢林道の散策から長者屋敷キャンプ場に戻ってきて、記念写真!
上は参加者全員である。
出合った動物はメスジカグループだけであり、
二日目はヒルに悩まされもしたが、楽しい二日間であった。